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DoSアタック

DoSというのはDenial of Serviceの略です。これは何かと言うと、サービスを妨害する攻撃です。これだけだと分かりづらいので、実際のお店に例えてみましょう。
あるタバコ屋さんに、突然大勢の人が行列を作ったとします。これが全てタバコを買いに来た人なのであればお店は大繁盛ですが、その人々は道を聞きに来た人でした。2人や3人であれば快く応対しますが、何十人、何百人、何千人もの人が道を尋ねにきたとしたらどうでしょう。タバコを買いたい人がやって来たとしても、道を尋ねたい人の行列に並ぶ気にはなれず、どこかへ行ってしまうかも知れません。招かれざる客のせいで、本来のお客さんを逃してしまったのです。さらに、同じような道案内ばかりを何千人にしていては、お店の人も疲れて倒れてしまうでしょう。
これがDoSアタックです。つまり、商用サイトなどのサーバーに対して一斉に意味のないアクセスをして負荷をかけ、サーバーの許容量をオーバーさせてダウンさせるというものです。
かつて大手のポータルサイトやネットビジネス関係のサイトがこの餌食になったことがあり、マスコミでも大々的に報道されました。
以前はDoSアタック用のソフトを使って攻撃者自身が攻撃を仕掛けていたのですが、最近ではバックドアやボットなどのマルウェアに感染したパソコンから一斉に攻撃を仕掛けるようになっています。つまり、これらのパソコンを使っている人は知らず知らずのうちに攻撃者の片棒を担いでDoSアタックを行っているということです。
DoSアタック1台または1ヶ所のネットワークからの攻撃だった頃はDoSアタックと呼ばれていたのですが、現在のように各地に散らばる感染パソコンから一斉に攻撃が“代行”されるような仕組みのことを、DDoS(Distributed Denial of Service)と呼ぶようになりました。平たく言えば、DoSアタックよりもDDoSアタックはさらに悪質度が高いということです。
DoSアタックは威力業務妨害という立派な犯罪行為です。もちろん一番悪いのはボットウイルスなどを使って他人のパソコンやネットワークをDDoSアタックに動員する攻撃者ですが、知らない間にその片棒を担ぐことがないように、ウイルスソフトやOSのアップデートなどは正しく行いたいものです。