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ネット上で中傷された

インターネット上には「2ちゃんねる」という巨大掲示板サイトがあります。あまりにも有名なサイトなのでご存知の方も多いかと思います。中には実際に利用したことがあるという方も多くおられるかも知れません。一度でもご覧になったことがある方ならお分かりだと思いますが、この2ちゃんねるというのは罵詈雑言の応酬になることが多く、ここでは書けないような汚い言葉での罵り合いは日常茶飯事です。
2ちゃんねる
また、この2ちゃんねるは時として特定の人の誹謗中傷や個人情報の暴露(「晒し」と言います)の舞台になることもあって、何かとお騒がせのサイトです。匿名性が高い(と思われているだけです)というメリット(?)をいかして、誹謗中傷のターゲットにされた人はたまったものではありません。
最近こそ減りましたが、筆者のところにも「2ちゃんねるで悪口を書かれた」というご相談を受けることがしばしばありました。 ご相談内容を詳しく聞いてみると、その中身はほとんどが男女関係のもつれやストーカーまがいの行為の一環として行われているものばかりです。
そして、相談者の多くは「誰が書いたのか特定したい」という意向を持っています。特定したところで、どうするのかは知りませんが、見えない敵と戦うのは嫌なのでしょう。
一時期は非常に多くのご相談があった、ネット上の誹謗中傷。その原因の発端は、ほとんどの場合ネットの外側にあります。ネット上で知り合った人とのトラブルであっても、お互いの素性が分かっていないうちは大した問題になりません。やはり問題が大きくなるのは、人間関係がネットの中だけでなく外にも出てきた段階からです。
こうしたトラブルを回避する最も有効な方法は、このような姑息な行為をするような人間に近寄らないことです。こう言ってしまっては何ですが、この手のご相談を持ちかけてくる人というのは、被害に遭うような原因を必ず持っています。
明らかにストーカーのような性格をしている男性に対してその気にさせるような態度をとって食事をおごってもらったりしているうちに、男性が本気になったものの女性にはその気がない。男性は「話が違う」とばかりにネット上で誹謗中傷…これは典型的なパターンで、実に多くの事例がこれに当てはまっていました。
2ちゃんねるであれば、ある程度の部分までは書き込み者の情報を知ることができます。そのヒントだけでほとんどの場合は書き込み者を特定できます。しかし、先ほどもお話ししましたが、特定したところで何もできないことがほとんどです。
インターネットには人と人との出会いを取り持つような機能もありますが、安易に人間関係を広げることは大きなリスクを伴います。「ネットでなければこの人と付き合っていけるか」ということを自問自答してからでも遅くはありません。