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セキュリティ事件簿 P2P編

インターネットを舞台にした個人情報などの流出事件が続々と報じられています。情報漏洩には損害賠償や信用失墜など、当事者のショックやダメージたるや相当なものがありますが、これらの事件が起こると必ずやり玉に上がるものがあります。
それはWinny(ウィニー)です。
Winny(ウィニー)
ウィニーはソフトを開発した東大の助手が逮捕され、裁判で争ったことも大きく報じられたので、そのことでも注目度はさらにアップしました。まずは、多くの情報漏洩の原因になっているウィニーというソフトについて解説しておきたいと思います。
ウィニーというのはP2P(ピア・トゥ・ピア)ソフトというジャンルのソフトです。P2Pというのはソフトを介して離れたところにあるパソコン同士がインターネットでつながることによって、ファイルを相互にダウンロードできる仕組みのことです。このようなP2Pを可能にしているソフトのことを一般的にファイル共有ソフトと言います。
ウィニーもその1つですが、ファイル共有ソフトは他にもたくさんあります。「WinMX」「Limewire」「Share」「Cabos」…これらは全てP2Pの仕組みを利用したファイル共有ソフトです。これらのソフトはお互いのハードディスクに保管してあるファイルをダウンロードできる以外に特に機能はないのですが、この機能を多くの人が使いたがるのです。
ここで言うファイルというのはアプリケーションソフトや映画、テレビ番組、音楽などのデータなので、早い話が著作権のあるデータばかりです。建前としては自分で制作したデータを共有するためのソフトとされていますが、そんなものを共有している人はほとんどいません。
最新の映画や音楽などがタダで手に入るので、多くの人がファイル共有ソフトに夢中になるのです。特に、ウィニーは他のファイル共有ソフトと比べても、目的のファイルを自動的に探してダウンロードする機能を持っているので、最も凶悪なソフトと言うことができます。
ウィニーの「Winny」というのは、それまで最も使われていた「WinMX」のMとXのそれぞれ次のアルファベットをM→N、X→Yという具合に1つずつ進めて「WinMXよりも一歩進んだ共有ソフト」という意味が込められています。ウィニーは名前負けすることなく、色んな意味で最強のファイル共有ソフトとなりました。
しかし、美しいバラにはトゲがあります。実際に使ってみるとウィニーは面白いように目的のファイルが手に入りますが、それと同時にマルウェアのリスクも非常に大きく、リスク面を考えずにファイル集めに走った結果が、昨今の情報漏洩事件につながっていると思います。
ここでは、ウィニーの情報漏洩について考えてみましょう。